天井走行クレーンのガーダ上で点検していた人が、別の作業者の操作で動いたトロリーと配電盤にはさまれた死亡災害です。点検を始める前の停止・表示・連絡を考えます。
出典:厚生労働省「職場のあんぜんサイト」労働災害事例 No.101134。
公式事例に書かれていること
鋼材倉庫の25トンの天井走行クレーンで異音が見つかりました。点検の具体的な予定が運転班へ伝わらないまま、保全担当者がガーダ上へ。運転班は点検中と知らず操作し、保全担当者1人が死亡しました。
原因の焦点は、点検中の不意の起動
- 元電源を遮断せず、運転禁止の表示もなかった。
- 点検の実施時期を関係作業者と事前に打ち合わせていなかった。
制御接点の故障は、この事例の原因として記載されていません。
公式に示された対策
運転を禁止し、禁止表示をする
停止した状態で点検するためのロックアウト・タグアウトが示されています。
点検前に関係者と打ち合わせ、周知する
クレーン運転者を含む関係者が、点検の予定と禁止措置を共有する対策です。
原文は、やむを得ず運転中に点検する場合にも触れ、指揮者と連絡・合図の方法を求めています。このページは現物点検の実施手順を示すものではありません。専門担当と事業場の手順を確認してください。
セツビズの確認視点
- 点検の開始と終了を、誰が運転班へ伝える?
- 停止・運転禁止・表示の記録は、どこで確認する?
- 外部の点検担当も含め、事前打合せの相手は決まっている?
漫画を読んだ、その次に
点検の段取りを相談する前に整理する項目
責任者や専門担当へ相談するときに、分かる範囲で整理する資料です。
チェックは資料準備の目印で、点検完了や運転再開の判定ではありません。現物の分解や通電試験は行わず、必要な確認を専門担当へ相談してください。
関連するクレーン事例を読む
同じクレーンでも、原因に合わせて確認する内容を分けます。
出典と、このページの使い方
厚生労働省「職場のあんぜんサイト」労働災害事例 No.101134
原文確認:2026年10月5日
公式事例の事実・原因・対策を短く整理し、セツビズの確認視点を別に示しています。漫画の台詞・人物・配置は説明用の創作です。
個別設備の手順や法令への適合は、取扱説明書・現場手順と専門担当の確認を優先してください。異常時は荷や装置に近づかず、現場の停止・退避・報告手順に従ってください。厚生労働省が本ページや商品・サービスを推奨するものではありません。