施工管理の資格

施工管理が取るべき資格は?担当する工事に合う資格の選び方

施工管理が取るべき資格3選!現役施工監理が徹底解説!

現役施工管理のセツビズ(@kensetsusyosin)です。

今回は施工管理になった方が取る資格をまとめました。

私もいくつか資格を持っております。

今持っている資格とこれから取る予定の資格をまとめました。

施工管理の資格を選ぶときは、今担当している工事と、これから担当したい工事を考えることが大切です。資格によって、主任技術者や監理技術者として担当できる工事が変わります。主任技術者や監理技術者は、現場で技術面の管理を受け持つ人です。

ただし、資格を取れば必ず給料が上がるわけではありません。資格手当や昇給の条件は会社ごとに違います。

この記事では、工事の種類に合う資格の選び方と、2026年度の受検条件を説明します。

セツビズ

私も資格取得頑張っております

施工管理の仕事内容とは

施工管理が取るべき資格3選!現役施工監理が徹底解説!の参考画像

施工管理の仕事内容とはどんなものなのでしょうか

施工管理は工事現場の工程や安全を管理する仕事です。

工事現場で指揮指導を職人にする仕事です。

下記リンクで詳しく解説していますのでご参考にして参考にしてください。

おすすめ記事:施工管理の仕事内容とは?現役施工管理が実体験から紹介!

あわせて読みたい施工管理とは?仕事内容・役割・必要なスキルを実務経験者が解説

担当する工事に合う資格を選ぶ

土木・建築・電気工事の3つを、全員が順番に取る必要はありません。まずは自分が担当する工事に合う資格を選びましょう。

目安は、道路や河川などの工事なら土木施工管理技士、建物の建築工事なら建築施工管理技士、配線や照明などの電気設備工事なら電気工事施工管理技士です。空調や給排水の工事が中心なら、管工事施工管理技士も候補になります。

迷ったら、会社に「私の担当工事では、どの資格を何の役割で使いますか」と聞いてみてください。以下では3つの資格を例に紹介します。

参考:国土交通省:施工管理技術検定の7種目

施工管理が持つべき資格は?Youtubeチャンネル「BIMwork」様出演動画

セツビズ

Youtubeチャンネル「BIMwork」様に出演させていただきました。
施工管理が取るべき資格や難易度についてをしゃべらせていただきました。合わせてご覧ください。

資格の優先順位は、担当する工事と今後の働き方に合わせて決めましょう。動画で紹介している内容に加えて、受検条件はこの記事後半の2026年度情報も確認してください。

1級土木施工管理技士

道路、河川、橋、トンネルなどの土木工事を担当する人が、取得を考えたい資格です。土木の現場で必要になる施工管理の知識を学べます。

1級土木施工管理技士は、対応する工事の主任技術者や監理技術者になるための資格として使えます。実際に配置されるときは、工事の種類や資格者証・講習などの条件も確認が必要です。

担当する工事に合っているかを会社に確認し、受検できる区分から計画を立てましょう。

参考:国土交通省:技士補・技士と現場での役割

あわせて読みたい1級土木施工管理技士とは?資格の取得とそのメリット
あわせて読みたい2級土木施工管理技士の資格取得ガイド

1級建築施工管理技士

住宅、ビル、商業施設などの建築工事を担当する人が、取得を考えたい資格です。建物をつくる工事の工程・品質・安全などを管理するための知識を学べます。

1級建築施工管理技士は、対応する工事の主任技術者や監理技術者になるための資格として使えます。ただし、資格だけで昇進や収入が決まるわけではありません。会社が任せたい仕事と、自分の経験が合っているかも大切です。

あわせて読みたい1級建築施工管理技士とは?資格の重要性と取得のメリット
あわせて読みたい2級建築施工管理技士の資格取得ガイド:試験の概要から合格への道筋まで

1級電気工事施工管理技士

建物の配線、照明、受変電設備などの電気工事を担当する人が、取得を考えたい資格です。正式名称は「1級電気工事施工管理技士」です。

対応する電気工事の主任技術者や監理技術者になるための資格として使えます。なお、配線などの作業を自分で行うために必要な電気工事士等の資格とは、役割が違います。施工管理技士の資格だけで、すべての電気工事を施工できるわけではありません。

資格手当や担当できる現場は、勤務先の規定と配属によって変わります。取得前に、会社での使い道を確認しておきましょう。

参考:建設業振興基金:1級電気工事施工管理技術検定 / 経済産業省:電気工事の作業資格と範囲

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電気施工管理技士は私も取得しています

あわせて読みたい1級電気施工管理技士になるには!仕事内容から資格取得の流れも解説
あわせて読みたい2級電気工事施工管理技士資格を取得するための完全ガイド
施工管理が取るべき資格3選!現役施工監理が徹底解説!の参考画像

さらにスキルアップするには

次の資格は、これから担当したい仕事に合わせて検討しましょう。全員が順番に取るものではありません。必要な学習時間や経験、会社での評価も確認してから選ぶと、取り組む順番を決めやすくなります。

技術士

技術士は、専門分野の技術的な仕事に役立つ資格です。建設、上下水道、機械、電気電子などの部門があります。設計や技術的な検討を深めたい人は、自分の仕事に合う部門を調べてみましょう。

第二次試験には、技術士補となる資格や業務経験などの条件があります。施工管理技士を取った後に、そのまま受けられる上位試験ではないため、日本技術士会の受験案内で確認してください。

参考:日本技術士会:2026年度第二次試験の受験案内

電気主任技術者

電気主任技術者は、工場やビルなどの電気設備について、工事・維持・運用の保安を監督する仕事に関わる資格です。設備の保守や運用に進みたい人は、選択肢として考えられます。

一定の条件を満たして承認を受ければ、保安管理業務を外部に委託できる制度もあります。そのため、「高圧設備のある会社は、必ず自社で資格者を雇う」とは言い切れません。仕事内容、選任の有無、勤務形態、手当を求人ごとに確認しましょう。

参考:経済産業省:電気保安管理業務の外部委託制度

監理技術者(機械器具設置)

機械器具設置工事の監理技術者になるには、対応する国家資格等を持つ方法のほか、要件を満たす実務経験を使う方法があります。

実務経験の方法では、単に長く働いていればよいわけではありません。工事の内容、必要な年数、指導監督的な実務経験を証明し、審査を受ける必要があります。

施工管理技士と同じ試験資格として並べず、自分の経験が機械器具設置工事に当たるかを、建設業技術者センターの案内で確認しましょう。

参考:建設業技術者センター:実務経験による資格要件 / 建設業技術者センター:実務経験による新規申請

資格を取るメリット

資格のメリットは、仕事の知識を整理できることと、条件を満たせば担当できる役割が広がることです。求人の応募条件になっている資格もあるため、希望する仕事を探すときの判断材料になります。

ただし、資格の取得と、実務を一人で任せられることは同じではありません。第一次検定は、年齢の条件を満たせば実務経験がなくても受けられます。資格名だけでなく、これまで担当した工事や役割も合わせて伝えましょう。

転職

転職では、応募先の工事に合う資格と経験を伝えることが大切です。職務経歴書には、資格の正式名称、1級・2級の別、技士補・技士の別を分けて書きましょう。

あわせて、担当した工事、現場の規模、自分の役割、工夫したことを整理します。資格があっても採用や希望年収が保証されるわけではないので、仕事内容と労働条件を確認して判断してください。

施工管理が転職しやすいことを別記事でまとめています。

おすすめ記事:施工管理の転職はきつい?転職しづらいわけがない!転職しやすい人の特徴とは!

資格手当

資格手当の有無や金額は会社によって違います。毎月の手当、合格したときだけの祝い金、受検料の補助など、支援の形もさまざまです。

取得前に、会社の規定で次の点を確認しましょう。

  • 対象となる資格と級。技士補も対象か
  • 毎月の金額か、一度だけの支給か
  • 複数の資格を取った場合に、手当を合計できるか
  • 申請方法、支給が始まる月、更新や講習の費用

たとえば月1万円が12か月支給されるなら、単純計算で年12万円です。これは計算例で、一般的な手当額や昇給を保証するものではありません。

施工管理の年収については別記事でまとめています。

おすすめ記事:施工管理の給料が高い理由

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2026年度の受検条件と取得までの流れ

施工管理技術検定には「第一次検定(一次)」と「第二次検定(二次)」があります。土木・建築・電気工事を中心に、2026年度(令和8年度)の基本を見ていきましょう。

一次・二次、技士補・技士を分けて確認する

最初に、一次と二次の違いを確認しましょう。

  • 第一次検定に合格すると、その級・種目の「施工管理技士補」を名乗れます
  • 第二次検定に合格すると、その級・種目の「施工管理技士」を名乗れます

【第一次検定】

2026年度は、年度末(2027年3月31日)時点で1級は19歳以上、2級は17歳以上となる人が対象です。第一次検定だけを受ける場合、実務経験は必要ありません。年齢は試験当日ではなく、年度末で確認します。

【第二次検定】

第二次検定には別の受検条件があります。2024年度から新しい条件が始まりました。新しい条件では、第一次検定などの合格後に積んだ実務経験を使う経路があります。たとえば、次のような経路です。

  • 1級二次:同じ種目の1級一次合格後、実務経験5年以上
  • 2級二次:同じ種目の2級一次合格後、実務経験3年以上
  • 2級二次:同じ種目の1級一次合格後、実務経験1年以上

これは土木・建築・電気工事の代表例です。1級には、所定の工事での経験や監理技術者補佐としての経験を使う経路などもあります。関連資格による別の経路もあるため、自分に合う条件をその年度の受検の手引で確認してください。「監理技術者補佐」は、単に先輩の仕事を手伝うことではなく、資格や配置の条件が決まった役割です。

【新しい条件と、以前の条件】

2026年度は移行期間中です。第二次検定は2028年度(令和10年度)まで、新受検資格と旧受検資格のどちらでも、条件を満たす側で申し込めます。旧受検資格では、学歴・指定学科・保有資格などによって必要な経験が変わります。「最小3年、最大10年」と一律にまとめることはできません。

2029年度以降は原則として新受検資格になりますが、旧受検資格で受けた人に適用される再受検の経過措置もあります。対象者や扱いは試験機関の案内で確認してください。

【申し込む前にやること】

  1. 自分の工事に合う種目を選ぶ
  2. 一次・二次と、新旧どの受検資格を使うか確認する
  3. 対象になる工事、経験の期間、証明してもらう相手を会社に確認する
  4. その年度の受付期間と必要書類を確認する

一次に合格してから二次に申し込めばよいとは限りません。申請区分によって同時申請などの手続きが必要なので、受検の手引を先に見ておきましょう。

受検条件の公式確認先(2026年度)

制度確認日:2026年10月8日

施工管理の実務経験については別の記事で解説しています。よければそちらも確認してください。

おすすめ記事:施工管理の実務経験を解説

合格率

合格率は、資格の種目、1級・2級、第一次・第二次、年度によって変わります。「1級は40%」「2級は55〜60%」と、ひとつの数字でまとめると誤解につながります。

受けたい試験の公式な過去問題を解き、わからない分野を確かめるところから始めましょう。合格率だけで簡単・難しいと決めず、仕事と両立できる勉強時間を考えることが大切です。

建築・電気工事は建設業振興基金、土木などは全国建設研修センターの案内から、最新の試験結果と過去問題を確認できます。

参考:建設業振興基金:過去の受検状況・検定問題・合格基準

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まとめ

まずは、今担当している工事と、これから担当したい仕事に合う資格をひとつ選びましょう。土木・建築・電気工事の3つを、全員がそろえる必要はありません。

第一次検定と第二次検定では受検条件が違い、合格後の称号も技士補・技士に分かれます。2026年度は新旧の受検資格があるため、最新の受検の手引を確認してください。

会社には「どの資格を仕事で使うか」「経験の証明はどうするか」「費用の補助や資格手当はあるか」を聞いてみましょう。資格の使い道と受検条件がわかると、無理のない計画を立てやすくなります。